生え抜き大学職員日記

日々の中でふと思ったことを書いていきます。

読書記録:眩談(京極夏彦)

『眩談』(京極夏彦、角川文庫)を読みました。

記憶が色あせないうちに書こうと思います・・・。

「談」シリーズの中では不思議系なお話が多め?な短編集な気がしました。不気味ではあるけどほのぼのした雰囲気もあり、読みやすかったです。

個人的に面白かったのは「シリミズさん」。実家に祀られている神様?に疑念を抱く主人公の身に次々と不思議なことが起こる・・・という感じのストーリーなのですが、結局「シリミズさん」とはなんなのかわからず。きっと読者の推測に委ねるという意図なのでしょう。主人公が淡々としているのも面白かったです。