生え抜き大学職員日記

日々の中でふと思ったことを書いていきます。

春は出会いと別れの季節

4月は新年度・新学期など、世の中全体が忙しくなる時期ですね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

大学だと、この時期は授業1週目が途中か終わるかぐらいでしょうか。新入生が大学生活に慣れ始める頃かと思います。

春は出会いと別れの季節とも言われますね。一般的に退職・人事異動・入職もこの時期に一斉に行われるので、ただでさえ業務が増えるのに、人の入れ替わりもあって仕事が進まない…というのが世の常かと思います。私も無駄に年次を重ねましたので、春が落ち着かないことは既に年中行事のようにも感じております。

ちなみに、私の大学ではこのような事情を考慮して、通常4月1日付で行われる人事異動を別の時期に行っています。年度替わりには退職する人と入職する人のみ、といった具合です。

まあ、確かに人事異動なんていつしようが別に大差は無いわけで、わざわざ超忙しい4月に合わせる必要もないんですよね。他の会社のお話を聞きますと、意外とこういう会社はまだ少ないようです。なんか「全部一気に切り替えたい!」というこだわりでもあるんでしょうかね。スパッと潔い感じが武士みたいな感じがしないでもないですが。笑

とにかく、4月以外に人事異動をずらすのも割とおすすめということです。

あと、新卒で就職した場合ですと、この時期はまだ研修中だという人も多いのではないでしょうか。特に福利厚生が充実した大手企業ですと、研修が数ヶ月に及ぶこともあるとか。それだけ社員教育に予算を投じているということで、これは羨ましくもあり、面倒臭そうでもあり…いずれにせよ私とは住む世界が違うなあと思うわけでございます。

大学職員の研修につきましては、もちろん大学によって事情は違いますが、大抵は大手企業ほどきちんとした研修はしないですね。もともと採用者数が少ない業界ですから、少人数にそんなにお金をかけられないということもあるんだと思います。

私のときは半日ほどビジネスマナー研修(名刺の渡し方とか、電話応対とか)を受けた後にすぐ現場配属でした。もちろんその後は各配属先で仕事を教わりながらやっていく、いわゆるOJTというやつになるのですが、運悪く新人に教えるほどゆとりの無い部署に配属されるとそれは中々悲惨な状況になるわけでして…「配属ガチャ」というのでしょうか、そういうのはある程度ありましたね。遠い遠い思い出ですね…。

中途採用の場合はもっと大変で、ビジネスマナー研修もありませんから、いきなり配属されて右も左もわからない中、「新卒じゃないから」と何のサポートもなく当然のように仕事を振られてこなせず、不適応を起こす人もいらっしゃいます。

教育を扱う業界でありながら、職員は放置する姿勢がなんとも皮肉なわけですが…。ですので、放置されても気に病まず、自分から色々と吸収していける人の方が向いているかと思います。でも、もしかしたら、今は事情が変わっているかもしれませんね。