生え抜き大学職員日記

日々の中でふと思ったことを書いていきます。

大学職員の休日事情

GWですね。

今年は有休などを使えば9連休も可能!とニュースで放送していました。祝日が良い感じで繋がっているんですね。抜け目のない人は、年始あたりに一年の連休をチェックして、早々と旅行の予約をしてたりするんでしょうね。

さて、連休ということで大学職員の休日事情を書いてみようかと思います。もちろん大学の規模や方針によって違う場合もありますので、あくまで私の知る限りで記載いたします。

他の業界の人からは、よく「大学って夏休みとか冬休みとか長いんですよね」とか言われたりします。中には授業がなければ職員も休みだと思われることも…。それじゃ学生と一緒ですね。流石にそんな甘いことはないわけでして。

まず、夏休みや冬休みについては、それぞれの大学の土日祝の休み方によって違うというのが私の所感です。例えば、いわゆるフツーの土日祝休みの大学の場合、夏休みや冬休みも普通の会社と同じで、数日程度であることが多いです。一方で毎週土曜日が出勤や半ドンという大学も結構ありまして、そういう場合は、土曜日の分を夏休みや冬休みにくっつけて長めの休みとすることが多いです。

大学職員は休みが長い…と思われることがあるのは、恐らく後者の事例をどこかで見聞きした人によるものではないかと思います。長期休みは良いですけど、土曜日も出勤するのは地味に辛いこともありますけどね…。大学って保守的な業界なので、伝統や歴史のある学校がこの方式だったりします。

あと、大学全体としては前者(土日祝日休みタイプ)だけど、部署によっては土曜日・祝日を交代で出勤する場合もあります。特に授業回数を半期で15回確保する必要がありますので、土曜日や祝日も授業を入れている大学がほとんどではないでしょうか。授業があれば、関連部署も出勤が必要ですので、何人かで交代で出勤し、振替休日を後日取るという場合もあります。

それと、意外と(?)行事などで休日出勤が多いのも大学の特徴です。入試やオープンキャンパスなど大規模な行事は、担当部署だけでなく全部署で分担することも多いですし、地域交流の一環として、地域の行事に職員が参加することもあります。これらは基本的に土日祝の出勤になることが多いですね。

もちろん休日出勤したら振替休日をもらえるのですが、意外と休日出勤が重なることもあり、2、3週間休みなかった…とか、振替休日がなかなか取れなくて数ヶ月後にやっと取得…というケースもあります。年間休日数で言えば多い方なんだと思いますが、完璧にホワイトな労働環境とは断言できないところです。

そもそも、学校って休みというものに大らかというか、関心がない人も多いです。今年のGWについては、私の職場は「あれ、今年は繋げたら長いね。休み入れたい人は入れていいよ」という話題になったのが休みに入る前日でした。結局誰も休み入れなかったけど…(笑)